加速放置。(其の10)

やっぱり年末へきて見れるテレビ番組がなくなってきたので
平成ゼロや新ゼロのビデオをてきとーに流してるんですが

新ゼロはやっぱり面白いです

特にシュラ場のたびにくり返し観ていると
初めなつかしさで目がくらんでいて気づかなかったツッコミどころがいろいろ見えてきたりします

えっと、新ゼロに詳しい方は
もう2行目でわたしが何を言わんとしているかわかってしまうと思うので(・・・・・・)
あくまでそれ以外の方を対象にしたネタってことでご了承いただきたいんですが。


新ゼロでわたしが好きな回に
「大根役者に乾杯!」っていう話があるんですが

この回、とにかく話が複雑にからんでいて
しかもちゃんと最後に各問題が収束していて
すごく面白いんですよ。
’70年代の子供向けアニメでこんなちゃんと作った話があるなんてと驚くくらい。
以下にあらすじを紹介します
ちなみにマンガ原作にはまったくない話なので
これから新ゼロのビデオを観ようという方(・・・いるのか?)以外にはネタバレにはならないと思います


ウェールズ国(注:架空。)のドーバージュニアという場所に伝統ある劇場が建っているのだが、これを取り壊して新型兵器の研究所を作ろうという計画が持ちあがっている。
平和主義者のウェールズ国大統領はこれに断固反対しているが
今度の国際会議で建設の是非が決定する。
今回の「ベニスの商人」の公演が、この劇場の最期になるかもしれない。
しかし千秋楽を前に、主演俳優のランドルフが病に倒れてしまった。
そこへ、兵器研究所の調査に来ていた彼の昔の役者仲間である007ことグレートブリテンが駆けつけ、無事代役を果たす。
しかし
ランドルフの息子ビクターの不審な動きに気づいた007は彼を尾行し、逆にブラックゴーストの手の者に捕まってしまう。
ブラックゴーストの幹部の一人ヒースローは、新型兵器でひと儲けを企んでいた。
そのため役者の卵で変装の名人であるビクターに近づき
「父親の病気を治してやる」とそそのかし、
すでに誘拐してあったウェールズ大統領になりすまして国際会議に出席させ、兵器研究所の建設に判を押させようという魂胆だった。
まず007と同行していた他のサイボーグたちを油断させるためにビクターは007に変装してホテルへ帰るが、父ランドルフに見破られてしまう。
自分のために息子が悪に魂を売り渡したと知ったランドルフは、自らの心臓に剣を突き立て、勇気を持って悪に立ち向かうよう息子に告げ息絶える。
が、
じつは息子に目を覚まさせるための一世一代の大芝居なのだった。
父の死で目が覚めたビクターは、何事もなかったようにヒースローに従い大統領に変装して国際会議に出席する。
が、会議の席では研究所建設に断固反対を押し通し、劇場は存続されることが決定する。
ビクターの裏切りを知ったヒースローは、人質の007と大統領を殺そうとするが、駆けつけた009たちによって2人は助け出される。
そして戦いののちヒースローは敗れて海に沈み、
サイボーグたちは無事保たれた平和に祝杯をあげるのであった。


・・・・・・・・・

こう書くと、ほんとうにどこにも突っ込みようのない
たいへんよくできた話だと思うんですが

なにがもんだいかというと
これに出てくるブラックゴーストの手下の
ヒースローというキャラ





「馬」なんである

・・・・・・・・・





よく悪役でありがちな半獣人とか、
“馬にも変身できる”とかでわなく

「馬」。なんですよただの。

一応人間の言葉をしゃべるし二本足歩行もできるらしいんですが、
服は着ていないし
ビクターを背中に乗せてパカパカ歩いたりしてたし
たまに「ヒヒーン」とかいなないてましたし
ほんとに馬なんですよ
あ もちろん本物ではなくサイボーグ馬ではあるんですが
でも馬なんですよ。

大統領も、馬に捕らえられて監禁されて
「早く帰してくれたまえっ」とか普通に会話しちゃってるんですけど
まず馬がしゃべれるってところに疑問持とうよオッサン。
まあもう39話目なんで、へそを押すと変身できる人間やらかかとから火吹いて空飛べる人間やらにはいちいち驚いてくれなくてもいいですけど

馬がしゃべったらいくらなんでも驚いとこうよそこはさ

なんでこんなキャラ作っちゃったのかすごい疑問
そりゃブラックゴースト側のキャラは毎回ものすごい顔色の奴やら完全に顔面崩壊してる奴やらどうみても人としておかしい奴やら出てきますけども
一応全員「人間」ではあったわけですよ
ここまでいさぎよく「動物」なのはほんとに全話通してここだけなんですよ
そもそも本編中「馬」であることが必要なシーンとかエピソードっていっこもないしね
一応ラストでペガサスに変身した007が009を背中に乗せて戦うシーンはあるけど
まさかこのシーンを作りたかっただけじゃないだろうしなあ(それにしちゃ無駄に話がよくできすぎ)
名前がヒースローってのもわからない
「ヒースロー」と「馬」の関係はなんなのか。
なにはともあれ
あなどれません’70年代アニメは。

そんなかんじで

(2002年12月24日)

BACK   HOME   NEXT