サイト夜逃げてんまつ記。

これは、2002年4月に突然サイトを“夜逃げ”した際の 事情について説明した文です。



ほんっとごめんなさい。
お騒がせいたしました。
追っかけてきてくれた方ありがとうございます。
初めて見つけてくださった方にも感謝です。
あらためて、よろしくおつきあいいただけたらと思います。

今回このように、跡地にリンクも残さずに移転しなければならなかったのは
じつはある人物の過干渉から逃れるためでした。

ええと、察しのいい方は先月からわたしがここで
「更新の間があいても心配は不要」とか
「なんかあったときはちゃんと書くから深読みはするな」とか
さんざっぱら言っていたので、
「ああ、誰かウザい人がいるのね」ぐらいは(笑)
思われていたかもしれませんが、
はい、そのとおりでした(笑)
もうほんとに、誰だか限定できちゃうの承知であえて公開の場で叩かなきゃだめだろうかぐらいに思ってました。なんでって、その人前に1回個人的に注意済みだったから。
「言わなきゃわかんない奴は言ってもわかんない」がわたしの持論ではあるんですが、仕事も忙しい時期だったし、あんまり怒ることとかに体力使いたくないんでどうしたもんかいなーと思いつつ余計ストレスためながら原稿に向かっていたわけです。

が。

わたしは間違っておりました。

あんな、ちょっとうちの掲示板が見れなかったぐらいで閉鎖されただの悲しくて泣いただのうちでだけならともかく自分ちのBBSでまで書き散らかして他の人たちの同情を引きまくり、事情を説明してやったらやったで舞い上がってわたしが自分ちのBBSに来たことを宣伝がましく書き込みに来る(言わなきゃわかんない奴は言ってもわかんないと思うけどあえて言うならそれはわたしにメール出してひとこと「閉鎖したんですか?」ってきけばすむことだったんじゃねえのかい。)ぐらいのことをされてストレスに思うようではまだまだ修行が足りませなんだ。

なぜなら

この後、別のある人物から

「ホームページの内容が好ましくないので
自分が好むとおりの内容に修正するように」

との「指導」がはいったのであります、それも

電話で。





・・・・・・・・・、えっと。
この方にサイトを見つけられたことも、
継続してときどき読まれていることも知ってはいました。
いや、本人は「たまにしか見てない」と言っていたものの
ほんとうは毎日のようにチェックしているのでは、という気も
じつはしてました。
というのは、この人がパソコンを導入してネットにつなげるようになったのは今年の正月からなんですが、そのときは
「自分もそうヒマじゃないしあんまり使い道もあると思えないので
せいぜい週に1回ぐらいしか立ち上げないと思う」
などとほざいていたくせに、
それからだんだんその人物からメールの届く頻度が上がっていき、
やがてそのメールに壁紙がつき、
最近では顔文字までもが使われるようになったので
「これわ・・・もしかしなくてもすげえイキオイではまっていっているのでわ・・・」とうすうす察してはいたのです。
が。
だからといってわたしはこの人がうちのサイトにまで介入してくる可能性については、ほとんど心配していませんでした。
なぜならこの人は、わたしが書くような意味のない駄文をまったく理解しない人間だったからです。読む本といえば“今話題のベストセラー”といわれるもののみ、笑いといえばせいぜいオナラの話か他人のドジ話(なんかどうでもいい「特別価格」を「特別高く」だと思い込んでた話とかを何日も繰り返し話してはひとりでゲラゲラ笑っている・・・)、生まれも育ちも東京のくせになんかよっぽど娯楽のないところで暮らしてたんじゃないかと思えてしょうがないぐらい世界のせまい人物なので、うちのサイトも見つけたところでどうせすぐ読むに値しないと気づいて見なくなるだろうと、たかをくくっていたのです。
ときどきは、どうもうちの扉ネタへのチェックらしきこともメールに書かれていたのですが、前にも言ったようにこれは「日記」ではないし、まあ基本的には「嘘」は書きませんがかといってここに書いてあることがわたしの身に起こったことのすべてでは決してないので、いちいち弁明する必要も感じなかったため読み流しておりました。
ところがどうも、向こうにしてみたら
「なぜせっかく注意したことを守らない。」
と本気で不満に思っていたらしいのですなこれが。

・・・・・・怖いですか。
怖いですね。
なんでこんな危険な人物に電話番号なんか知られてしまったんだ、と思いますか。
でもしょうがないんです。これ、

うちの実家のク・・・うんこおかあさまですから。





もうほんと、シャレんならないです。
よく「家族に見つかったら閉鎖だ」とか言ってるサイトはありますけど、わたしの場合わたし本人は、「親に見つかって困ること」は何もないと思ってたんですよ。べつに見たきゃ見ればいいし不快だったら見なきゃいいだけのことだと思って、見てるの承知でエロだのホモだのけつめどだのうんこだの○んこだの平気で書いてたんです。
いやあ甘かった。
よもやこういう行動に出てくるとは思いもよらなんだ。
この人、「過保護」とか「マザコン」とかっていうのとはちょっと違うんです。
あえて言うなら「チェック魔」および「ダメ出し魔」。
しかも、何事に関しても「こうあるべき!」という王道をもとめなくては気がすまないマニュアル信奉者。
オカンいわく、

「この間の火事のときの文(扉倉庫2月17日分)は大変面白く、
広く読まれるに値した。
世間もきっとそう思っているはずなので、
いつもああいうのを書くべきだ。」

・・・・・・・・・。
どこからツッコんでいいかわかりません。

あのう、「広く読まれるに値」しなければサイトって開いちゃいけないんですか。
「そういつもいつも火事が起こるかっっ」というツッコミどころにはこのさいあえて目をつぶるとしても、「いつもああいうのを書くべき」などといつも気にしていたら更新が遅れビジターも離れ、結局は「広く読まれ」なくなるのではないでしょうかそれとも「いつもああいうのを」書けるレベルに達していない人間はやっぱりサイト開いちゃいけないんでしょうか。
何より、
アンタの意見が世間全体を代表しているというその自信は
いったいどっから来るんですか ええ、おい。

ということを実際に電話口でわたし言ったんですが(笑)
その前にいちばん大事なこと、すなわち
「あのねえ、ネットっていうのは見たくなきゃ見ない自由があるんだよ。自分が気に入らないからといって人が“発信する”こと自体を否定すんのはいちばんやっちゃいけないことなんだよ。」
ということをまず言って聞かせたんです。が。
「だって家族なんだから、見ないわけにいかないじゃない。」
・・・・・・。
「家族だから。」「親だから。」「あんたのためを思って。」
うつくしいことばでございます。
しかし俺はけっこう早いうちから気づいてしまっていたのだよ。

あんたのダメ出しは、“ダメ出しのためのダメ出し”であると。

思えば小学校のときには、テストでいい点をとらないとダメ。いい点をとっても100点じゃないからダメ。100点を取ってきても、どうせ授業中手挙げてないんでしょ。手挙げて答えてもどうせ声が小さいんでしょ。学級会でも自分の意見を言えないようではダメ。意見を言ったら言ったで、目立つことをして反感を買ってはダメ。写真を撮ったら笑顔じゃないからダメ。笑ったら笑ったで「なんであんたそういう顔するの」。
あのー、もう時効だと思うんですげえこと言っていいですか。
俺小学校3年生のときから、家の自分の机の引き出しに遺書入れてました(笑)和紙の便せんにすげえていねいに清書したやつ。
なんかそうとう本気だったらしいですよ。
だって10歳かそこらでこんなに何もかもダメなんじゃもう生きてたってしょうがないじゃないですか。
でも今思うとこれも、この人特有の「こうあるべき!」という王道をもとめた結果なような気もするんですよね。
すなわち、「おかあさん」の。
「おかあさん」は、自分の感情で子供にダメージを与えてはいけないと。
マイナス感情をぶつけるときは、かならず「子供のためを思うゆえ」でなければならないと。
「自分が言いたいから言っている」ってことを、絶対認められない。
・・・どっかで認めてりゃあ年とってからこんな「ダメ出し依存性」なんぞにならずにすんだのに。
なんかね、家出てから気づいたんですよ。この人
わたしとは、ダメ出しでしかコミュニケーションとれないらしい。
さっき「いつも火事のときみたいなのを書け」って言われたと書きましたけど、これもしほんとうに(無理だけど)わたしが言うこと聞いてもうけつとかうんことか書くのいっさいやめて、すんごいがんばってネタ吟味して面白いはなしばっかり書くようになったとしても、この人もうにどとわたしにダメ出ししなくなるかっていうと絶対そうじゃないですよ。何かしらまた見つけて
「猫の写真がピンボケだからもっと上手く撮れるようになるまで載せるな」とか、
「トップのデザインが好ましくないからちゃんとお金を払って専門家に作ってもらえ」とか、
絶対なんか言ってくる。絶対。
なぜってそれは、直してほしいゆえのダメ出しではなくて
ダメ出しのためのダメ出しだから。
一応「見てもいいからだまってろ。」とも言ったんですけど、
「あんたのためを思えばこそ口出しするんだ」の一点張りだったんで。
あれはへたしたらもうすでに、次のダメ出しネタ用意してます。マジ。
実家でいっしょに住んでたときは、おたがい「見えてる」じゃないですか。
ようするに、ダメ出しもある程度「見えてること」に対して出されていたので、わたしのほうも
「この人わたしのためと言いつつ自分が言いたくて言ってるんだろうけど、本当にわたしがダメなときもあるからしょうがない。」
ぐらいに思っていたんです。
が。
離れて住んでおたがい見えなくなってからは、この人わたしの「何もかも」に対してダメを出すようになった。
というか、
ダメじゃない部分に対しても、「本当はダメなんだろう」と
ダメじゃないことを絶対に信じないようになったんです。
「だっていっしょに住んでたときもわたしはそこだけはちゃんとしてたでしょ。」と筋道立てて説明しても、聞こえてない。
で、わかった。
どうやらこの人にとっては、
わたしにダメ出しすることが生きることなんです。
わたしがダメじゃないと認めることは
死を意味するんです。
「見えないから信じられない」のではなく、
「見てないから信じないですむ」なの。

・・・なんか、すっげー楽しくなさそーな人生・・・。
ていうか
ほんとにわたしにもこの人の遺伝子入ってんすか。

とにかくそういうわけで、
他のことならまあ、一応長いことエサと寝床与えてもらって学校出さしてもらった恩とかはこれでも普通に感じてるつもりだし、老い先そんなに長くない人間の生きがいなので(いやでも150ぐらいまで生きそうだなああのうんこ母)ちっとぐらい犠牲になってやるのもいたしかたなしと思わなくもないですが、さすがにサイトを監視されて指導を入れられるのは。
そんな、大人からいちいちセリフ指定されながらおままごとで遊ぶみたいなことしてても楽しくないんで、言って聞く相手じゃない以上逃げるか閉鎖かしかなくなりました。 んでもまだこれから書きたいこととかあったんで閉鎖はしません。っていうか30すぎて親に注意されたからやめるってなんかすげえばかみたいだし。(いや、移転するのも充分ばかみたいですけど・・・)

じつは前にサイト発見されたときって、父親がわたしのマンガのペンネームで検索かけて見つけたらしいんですよ。
まあわたしはマンガの宣伝のためにサイトやってるわけではないにしろ、駄文書くとどうしたってそっちからのネタも出てくるし、それなら「ほんとうにマンガ家である証拠」みたいなもんも一応あったほうがいいかなということでサイトのどっかにペンネームや掲載誌を明記することにしてるんですけど、またそれで探されたらせっかく逃げた意味がないんで(笑)しろうとの浅知恵で考えたあげく、マンガ関係のページだけ別のサーバーに置くことにしました。
すなわちむこうからこっちへのリンクはつけてません(笑)逆探防止(笑)
ようするにむこうのサーバーには、マンガ関係の独立したホームページがあることになっているわけです。
その他にもなるべくトップページにはHNを書かないようにするとか、今までのサイトからの手がかりでは捜しにくいようにいろいろと小細工をしてはみたんですが、まあそれでも見つかるときは見つかると思うのでそのときはそのときですね。
ていうか
父親はシャレのわかる人なのでまあべつに見つかってもいいんですが、
もしもオカンが自力で検索というワザを身につけて一人でここを探し出したとしたら、なんかそれはそれでちょっと見直すかも(笑)
で、
そうなったときに、
にどとふたたびマジ指導する気を起こさせないためにこれからは
今まで以上にオカンの悪口もがっつん書いていこうと思いますので

なにとぞご了承いただけますようよろしくお願いいたします。

(2002・4・6)

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