webここだけ話・身内篇其の2

(2002年4月17日扉ネタより)

砂嵐が吹き荒れていて電器屋に行けねえかった・・・

↑こういうのも意識の上で“親が見てる”と思ってると、
「“行けねえかった”ってなに。そんな日本語はない。」
とかチェックが入りそうな気がして書けなかったりするんですよね。
なんか30にして家を出て初めて思い知った親からの呪縛って、けっこうありましたね。

わたしは本来、昨日書いたようなろくに行ったこともない店で無茶な交渉をこころみたりとか、いきなり縁もゆかりもない会社に電話かけて
「おたくはもしこれこれこういうトラブルがあったときには
どういう対処をするんですか」
などと訊いてみたり(ただの趣味じゃないですよ、仕事で必要があってのこと。)とかそういうの大好きなんですけど、

実家だとうんこおかあさまが電話に聞き耳を立てていて、言葉づかいがどうとか忘れた頃になって指導を入れてきたりするので、もううっとおしいし外の公衆電話からかけるのもカード代もばかにならないしで、今思うとへたすると仕事に支障すら出かねない状況だったわけです。
(え、なんで携帯電話を使わなかったかって??
うっさいな
電波来てなかったんだようちのほう ←マヂ。)

先週のことなんですけど。
昼前、出かけようとしていた矢先に電話がかかってきまして。

ぽんた「はい」

(↑ナンバーディスプレイで誰だかわかっているので
思っきしイヤそうな声。)

「あー、こないだはどうもね。」

「加速放置」でちょっと書きましたけど、先々週実家の改築が終わったので祝いに来いとの招集がかかったため、しぶしぶほんの数時間だけ帰省してきたのです。

ぽ「あ、イエ・・・どういたしまして・・・。」
母「ねえねえ、あんた引越しすんの?」
ぽ「は?」
母「なんかアパートで問題あるの?」
ぽ「何言ってんの??」
母「いやこの間あんた帰ったあと、○○子(妹)とも話してたのよ
  おねえちゃん追い出されるんじゃないかって。
ぽ「・・・・・・。どこからそういうはなしに。」
母「だってあんた何か、
  敷金がどうとかの話してたじゃない。

・・・・・・・・・。
ちょっと前にですね、テレビで「賃貸マンションを引っ越すときの大家さんとのお金のトラブル解決法」みたいな特集を見たんですね。
で、うちは入居するときに「畳替えはこっちもち」って言われていて、わたしも猫飼わしてもらってるしそういうもんなのかなと思っていたんですけど、じつは法的にはあれは大家さんがもつべきものらしいと。
そのへんのことを帰ったときにちょっと雑談として話しただけなんですけども。

どうもうんこの頭の中では

「おねえちゃん敷金の話なんかしてる」
   ↓
「そういえばいつもだらしなくて部屋が汚かった」
   ↓
「そうか、とうとう追い出されるのか。」
   ↓
「でもおねえちゃん働いてないし(※)
お金あるのかしら。」
   ↓
「お金ないのに次のアパートなんか
とても借りられるわけないわ。」
   ↓
「じゃあうちへ帰ってくるしかないわね。」

というすばらしい図式が、あっというまに出来上がったらしいです。
なんて都合のいい頭なんでしょう
さすがはうんこです。


「てめえらの頭んなかはどうなってんだ」と。
そんな雑談いちいち真に受けて妄想膨らましてるヒマがあったらせっかくきれいにおなりあそばした家の壁でも磨いてやったらどうなんですかと、言ってさしあげたんですけども。
どうも耳に入らないらしくて。

「おまえは長女なんだから、
親に何かあったときは家のこと
ぜんぶ背負う責任があるんだから、
結婚してだんなが転勤にでもなったならともかく
一人でいるかぎりはいつでもすぐに
実家に駆けつけられるところに
住んでいなくてはならない。」

ということを、
15分ほどとくとくと言い聞かされました。

・・・・・・・・・。









俺、リアルでも
夜逃げしなくちゃだめですか。



これだから、おちおち雑談もできやしねえ。
うちはあれですよ、
何が何でも世継ぎをこさえて、絶対に血筋が途絶えちゃいけないようなごたいそうな家でも、なんでもないですよ。
ただのびんぼうサラリーマンの、どこにでもある中流以下のご家庭でございますよ。
それを長女だの家長だのってあんた。
江戸時代ですかあんたんとこは。
これは、わたしが家を出る前からずーっと言ってきてるんだけども。
うちの妹は小学校からずーっと一番で、
誰でも「おお。」と言うような大学を出て、
誰でも「おお。」と言うような企業に勤めていて、
今都内で、間取りはうちの半分で家賃はうちの1.5倍というマンションにお住みあそばしているのね。
片や長女は無職で(笑)(なんかね。わたし引っ越すときも引っ越してからも、今まで一銭も親に借りたりもらったりしてないんですけども、うんこの中ではわたしは働きもせずに今でも親におんぶしてぶらぶら暮してることになってるらしいです。)、30過ぎてヨメのもらい手もなく、しかも近頃ではなにやらよからぬポンチ絵にうつつをぬかしているらしいと。

どう考えても、老後ぶらさがりやすい娘がどっちだかは
一目瞭然じゃないですか。

だから、この話が出るたんびに口をすっぱくして
「だから○○子に食わしてもらえよ
あいつのほうが人としてちゃんとしてんだから。」と
言ってるんですけど。
「だめだそれは長女の役目だ」の
一点張りで。
もう意味わかりません。
ていうか、
「結婚してだんなが転勤にでもなったならともかく」って。
だんなについて南極へ引っ越すのはいいけど
一人で北陸あたりへ移るのはだめってか。
あのさ。
もしもすぐ駆けつけられる隣町あたりに住んでたとしても、
わたし本気で切れたいと思ったら
電話線ぐらい抜くよ。

それ南極に住んでんのとあんま変わんないんじゃねえの(笑)



んでも
今現在、片方をうんこ呼ばわりしながらも(笑)そこまではしないのは、
もう片方を捨てるわけにいかないからですね。
一応オヤジとは仲いいので。
ていうか
うちのオヤジって、人間としてはひじょうにおもろいおっさんなんですけども、どうも「父」とか「夫」の立場になると「星一徹」モードがはたらいちゃう傾向があるんですね。
で、
唯一家族の中でオヤジの中の「星一徹スイッチ」を押さずに会話ができるのがわたしというわけ。
ま、
うんこがわたしにいろいろからんでくるのも、星一徹と暮してるストレスのせいもあるんだけどさ。
んでも
星一徹でいることを許しちゃったのは
うんこ自身
であるのも事実なんだけどね。

・・・・・・ま、それはそれとして

今は引越しも追い出されもしないものの、
放浪願望があるのはたしかなので(笑)

一応、日本列島を今まん中へんにいるんでそっから左へ左へと移動していって、最終的に沖縄か、あるいは英語を学ぶ機会があったらもっと左のほうに(笑)落ち着くのが夢ではあるんですけども。
これ前に妹に話したら「あんたいっそ大型免許とってトラック買って自分で運転して引っ越して暮せば。」とか言われて、思わず
「あ、それいいかも!そうしようかな。」
って言っちゃった自分もどうかと思うんですけども。
まあそれはともかく、この人望のなさと収入のなさからいってどう考えても親以外に保証人になってもらうのは無理そうなんで、そこいらへんが今んところの課題です。

というわけで、
保証人になってくれる人絶賛大募集中。

条件:夜逃げされても怒んない人。

(2002・4・17)



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