後で時間ができたらここに扉ページを作って
今までのおさしみネタをつなげようと思いますが
とりあえず今は最新ネタをば。
MINIの8月21日分で予告した話です。
ページデザインとかもあとでちゃんとやります(汗

さて
おさしみという人は、最初からやたらと口の軽い奴という印象だった。
前にも書いたがどの作家が原稿料の安さに不満を持っているとか、
どの大御所が最近落ち目になってきているとか、
そういうことをこちらが聞いてもいないのに、実名挙げてベラベラしゃべっていた。
奴なりの親しくなる術のつもりかもしらんが、それ相応の年月つきあって互いに気心知れた上で打ち明けるのならまだしも、初対面でそんな話をされたら「口の軽い奴」と悪印象をもたれるだけにとどまらず、「自分のこともこうして他に言いふらされているのではないか」と不信感を持たれる可能性があるということに、どうして気づかないのだろう。
わたしにとってはおさしみの口からもたらされた情報内容よりも
「こいつには絶対気を許せない」ということのほうがはるかに重要だった。

さて
そうしておさしみの口からだだ漏れた情報のひとつに
「X社は原稿の扱いがいいかげん」
というのがあった。
たしかこれは、おさしみと2度目に会見したときに聞いた。

後でまぎらわしくなるので説明しておくと、
出版社から仕事の下請けをしているおさしみのプロダクションをY社
そのY社に仕事を出している販売元をX社とする。
さらに
今わたしがおさしみから受けている仕事の雑誌名を仮に「●●●」、
X社側にもその「●●●」の担当者という人がいて、仮にAさんとする。
このAさんとわたしは以前いっしょに仕事をしていて、
いろいろ無駄話なんかもする仲である。

わたしはおさしみと関わる以前にもX社の仕事はたくさんしていて、
かつておさしみよりさらに数段ひどい担当に当たってしまって
原稿を失くされたり勝手に使われたり、勝手に使っておいて「許可はとった!」と言い張られたりしたことがあった。
他にも竹書房のことなどもあり、どの会社に限らず
一度わかるかぎりのすべての自分の原稿を、手元に引き揚げたほうがいいかもしれない、とは常々思っていた。

そこへおさしみからのこの情報である。

まあ、結局それは元々考えていたことを実行する引き金にすぎないのだが
先日、現在のX社での仕事(「●●●」とは別の雑誌)の担当者から電話があったときに「そちらで保管されているわたしのすべての原稿を引き取りたい」と伝えてみた。
すると担当者は「できれば再録等のとき便利なので今後もこちらであずかりたく、どうしてもというなら理由を」と言ってきたので
しょうがないから「あまり扱いが良くないといううわさをきいたし、他でも似たような状況なので、これからは自分で管理することにしたい」と言った。
原稿管理の担当者もAさんなので、この意向はAさんに伝えられ、
後日Aさんから電話がかかってきた。
いわく、
「扱いが良くないと言われるのは不本意。
おさしみから聞いたのか??」
・・・・・・。
ここでむこうの口からいきなりおさしみの名が出たので
ちょっとまずいかなという気は正直した。
しかし
ここでもし「名前は出せない」と答えてしまったら、わたしは誰が言ったともしれないいいかげんな噂を信じて原稿を返せと言っているようにとられかねないと思い、(というかむこうの口から名前が出ている以上Aさんもおさしみに関して多少なりとも心当たりありなのかなと)
おさしみから聞いた記憶のとおりに
「「●●●」で再録に使おうとしたら“ない”と言われたらしい」
ということを伝えた。
Aさんは
「たしかに今まではそういうこともあったかもしれないが、
自分が担当になってからは全作家のリストを作り
完璧に管理する体勢を今まさに作ろうとしている。
信用してくれるなら、そのリストができ次第渡すので
これからもあずからせてほしい」と言った。
まあわたしは今までのつきあいの中で、AさんはX社にはめずらしくきちんとした人だという印象を持っているし、正直自分で引き取るといっても保管スペースには限りがあるので、いいかげんな扱いさえしなければあずかってもらうにこしたことはない。
わたしはAさんの申し出にOKし、この話はこれで終わったと思っていた。

その日の、夜の12時もまわろうというときである。

突然おさしみから電話が(汗

何を言うかと思えば、
言葉づかいこそ馬鹿丁寧ではあるが
内容は以下のとおり↓


「よくもAさんにちくって、俺の名前を出しやがったな!
オマエは常識がないのか!
Aさんの席のすぐ近くには社内の有力者の席があって、
オマエがAさんと話すとその人に筒抜けなんだよ!
俺様の立場が悪くなんだろ!!もっと気を使え!!!」



ポカーン  ( ゚ Д ゚  )

どのクチがおっしゃいますか?

こんなド夜中に独り暮らしの、仮にも嫁入り前の娘(40前ではあるがよ)にわざわざ電話をかけてこんな陰険なことをほざくオンドレの、いったいどのへんに常識があるとおっしゃいますか??
しかも
そもそもはてめえがこちらがきいてもいないことをベラベラ吹き込んだことが発端なのに、それは都合よく忘却のかなたですか。
もうさ
今すぐこいつの頭の上に隕石落ちてくれないかな。
そんなにX社に心証悪くなるのが怖いなら、X社の悪口なんか口がさけても言うべきじゃないだろう。

さらに腐れマグロいわく

「前回の原稿料の件、
俺はちゃんと動いてやった!
あれはそもそもX社の支払いのシステムがちょっと特異なので
それが原因で行き違いが生じただけ。
それをいきなり上司にちくるなんて、何考えてんだ!
俺を責める前に、
X社の支払いシステムのせいかもしれないと推測しろ!!

(・・・・・・。↑本当にこう言った。
ぜっっっってえ無理なんですけど。)
とにかくこれ以上俺様に迷惑をかけると、
オマエの立場がどうなっても知らないぞ!!!」



・・・最悪です。
これほんと、録音しとけばよかった。

それじゃあ聞くけどさ
もしおまへが何の説明もなくある日突然給料が減らされていて、
経理に問い合わせても「知らん、自分でなんとかしろ」って言われたら
どうするよ?
おとなしくおうちで泣きながら、誰かがなんとかしてくれるのを待つか?
わたしはあのとき一応、おさしみの上司と消費生活センターと
どっちに電話しようか迷ったのだ。
消費生活センターだとおさしみのいるY社がまるごと問題視されてしまうので、
だったらおさしみ1人が責められるほうがまだ問題がでかくならないとふんだのだ(もちろんおさしみの立場なんか知らん)。
しかし、もしことが解決しなければ、X社の局長でも社長でもじゃんじゃん訴えを出すつもりだった。
漫画家といえどこれぐらいの知恵ないとでも思っとるのか。なめんな。

こっちに非はないと思っているのでこういうことをがんがん言い返したのだが、俺の立場俺の立場とうるせえので

ちょっとかるーくブチ切れてみた



「あーはい、そうですねすいませんでしたー
Aさんの席の近くに有力者さんの席があることも、
X社の支払いシステムが特殊なことも
わたし超能力ないから知らなかったんですー
全部わたしが悪かったですすいませんでしたあー」



こう言ってやったらさすがにびびったらしく
うってかわってペコペコしはじめました腐れウニ野郎。
「いやそうじゃないです、そういうことじゃないんですっっ」だと。
じゃあどういうことだよ
どうでもいいからさっさと電話切らせろこのやろう。
こちとらできれば朝は5時から起きたいんだよ
すべての漫画家が夜型だと思ってんじゃねえぞこのくそぼけんだら。


まあそういうわけで
この電話のために今さらながらおさしみに脅威を感じはじめたのだが、
先日Aさんから電話があったので、

この電話のことを10倍ぐらい稀釈して
かるーくちくってみました
ぎゃっはーーーーー。

ええと、「●●●」の仕事を切られた理由って、たぶんこれ(笑)
だってもう、あそこまであからさまな“脅し”をされたんじゃ
誰かに報告しといたほうがいいかと思ってさあ。

Aさんは「できるだけ状況を把握しておきたいので、言ってもらったほうがたすかる」と言ってくれたのですが
前にわたしはおさしみに「こんな困った作家オマエだけだ」と言われたことがあるので、
たぶん他の漫画家さんたちは、おさしみの馬鹿さかげんにもデヘヘ笑いにも何の不満もないか、もしくはあってもガマンするのが美徳と思っているかどちらかだと思います
Aさん的にはおさしみを問題視しているようなそぶりもあり、
「あちらには山田理矢さんが言ったなんて絶対言いませんから」
とも言っていたのですが、しかし
もしAさんがY社にそのことを伝え注意を促し、その際個人名を出さず
「漫画家さんから不満が出ていまして」という言い方をしたとしても、
おさしみの言うとおり表立っておさしみに不満をもつ作家がわたし一人だとしたらバレバレなので(笑)
Y社的には、数少ない貴重な社員をミゾをつくってまで再教育するよりは
“問題作家山田理矢1人”を切れば無問題、
という選択をとるのが当然かとおもわれます

まああれだ
他の漫画家さんからみれば、わたしのほうが馬鹿なんだと思います(笑)
もっと上手く立ち回れよと言われて当然かと。
でもまあ、これでそう遠くない将来野たれ死ぬことになったとしてもわたしは、「あのときもっとおさしみの機嫌をとっておけば」などとは絶対に考えないと思うのでほっといてください。わたし的には、作家から原稿を受け取って「べつに枚数確認しなくていいですよね?」なんてほざいたり、ビニール+封筒に入れただけの状態で渡した原稿を原稿ケースにも入れず素手でつかんでプラプラ持って帰ったり、そういうことを指摘するとデヘデヘ笑ってごまかしたりする編集って、考えられないほど非常識。なんで今まで誰一人指摘しなかったのか本当に不思議でならない。

(2006年9月6日)