昨日さ
一応年明けて初めて駅前までいろいろ買い物とか行って
ひさしぶりだったんでいろいろ面白いことがあったんだけど
どうもいっこいっこ書いてる時間もなさそうだよ
憶えてたら復活したとき書くね
(って言いながらそれっきりになったネタ数知れず)
で とりあえずさ

お習字やってるんですよ

いきなりなんなのってかんじですけど なんかさ
ここもう何年も、正月になると
「あー筆文字うまいのってかっこいいな」とか思ってたんですよ
↑ほんとばかですね。谷啓と久本に洗脳されてますよこいつ
それはともかく
でもさ

子供の頃ならともかくこの歳になると
いきなりどっから始めたらいいかわかんないじゃない
習うにも自分でいいお教室さがして金ださなきゃなんないし
もちろん道具買う金も自分で出すんだし。
もうさ そっからめんどくさいんだよ
なんかお習字って「ちゃんとやんなきゃいけない」みたいなとこないですか
流儀とか作法とかうるさそうじゃない

子供の頃は習ってましたよ一応
近所の同級生のおじいちゃんが教室開いてて
小学校の1年生か2年生から初めてずっとやってて

自慢じゃないけど初段までいったんだけど

おじいちゃんが死んじまって
否応なしにそこで打ち止め

でさ
もうその頃には学校でも一応「うまい人」になってて
学校単位のコンクールなんかあるときは一応クラス代表ぐらいまでにはなってたんで
もっと上の段までいけるもんならいきたかったんだけど

どうもお教室を移っちゃうと、流派が違うのか何なのか
また下の級からやりなおしにされちゃうらしくて

「そんなに月謝出せねえぞ」ってことで
そこで打ち止め

まあ今現在、普通にエンピツで書く文字なんか超へたくそだし
その初段取ったっていうのもたぶん証明書も何も残ってないんで
あの頃習ったお習字にははっきりいって何の意味もない気がするんだけど

だってさ
何も考えずに毎週きまった日時にお教室に行って
決められた字を書いてよくできたやつを提出させられて
それを先生がいつのまにか勝手にどっかに送って
翌月「おまえはこんどから何級」とか言われるわけですよ

「なんかぜんぜんわかんないんだけど級が上がるのはいいことらしい」
ぐらいの感覚で生きてましたよはっきりいって

「字が上手くなる喜び」とかって
べつになかったねあんまし
ていうか

「字が上手くなる」わけじゃなかったしね

「規定の字をかたちよく書く」ことしか考えてないから
それ以外の字なんかぜんぜん書けない。
練習して上手くなっても
次の課題になったらもう前のは書けない。

でもさ
そんなんでも、友達とふざけながら書いてても
なんかちゃんと提出してさえいれば勝手に級上がってったんだよね
習字にかぎらず他のことでもそうだったよ
ピアノなんか幼稚園から中学まで10年習ったけど
自分の感覚で「ピアノの音っていいな」と初めて気づいたのって
18ぐらいになってからだったよ
習ってた頃は純粋に
「楽譜どおりに弾けることが最上」だとおもってたよ
子供の頃ってそんなもんじゃないですかみんな
わたしだけですか
わたしだけがこんなに考えないで生きてたんですか
うるせえ死ね
いやとにかくさ

今やりたいのはそういうんじゃなくて、
「普段何かのときにちゃちゃっと筆文字が書けて
しかも上手い」っていう人になりたいんですよ


どうもお教室に入っちゃうとさ
また規定の字しか書けるようにならないってことになりそうな気がしてさ

そんなんだったら自分でお手本どっかで買ってきて
ひたすら毎日いろは四十八文字とか練習したほうが
まだ手が覚えるような気がしたんで

ちょっと駅前のでかい本屋で
書道関係の本を物色してたんですよ
けっこういろいろあったんですけどね
その中に

「とにかく何も考えずにまずは筆を持って
“木”を書いてみましょう」
って言ってる本がありまして
それ気に入って買ってきたんですよ


どうせ自己流なんだから紙と筆さえあればいいやと思って
帰りに100円ショップにも寄ってお道具も買った。
100円の太筆と100円の細筆と100円の下敷きと
80枚100円の練習用半紙。
すごいですよ 今こんなもんまでこんな値段でそろうんですね
ほかに文鎮とか墨とか清書用紙もあったよ
(さすがに硯はなかったような気がする)
でもどうせ自己流なんだからいいやと思って

仕事で使ってる開明墨汁の小ビンにじかに筆つっこんで
のりのつくだにの入ってたビンで紙押さえて
さっそく書いてみたよ木を。

いやびっくりするよあなた

書けないんだよ“木”がさ

線が4本組み合わさってるだけなのに
なんかものすごいへんなかたちになるんですよ
へたにもほどがあるなんてもんじゃないよ
書いてみな びっくりするから

なんかさ
筆ほぐして墨つけて整えた時点で穂先から何本か抜け毛が飛び出てたんで
ああやっぱ100円の筆じゃだめかあなんて一瞬思ったけど

ぜんぜんそういうもんだいじゃねえよ

もしかして初段とったのって夢だったのかな
ほんとそれぐらいひどいんだよ

とにかくあまりのことに、
そのどへたくその“木”の余白に狂ったようにタテ棒だけとかヨコ棒だけとかはらいだけとかを練習して
そのあと狂ったように10枚ぐらい“木”を書きまくったら
やっとだんだん“木”に見えるようになってきました
でもあれだね

人間、おとなになってからもときどきは
こういう思いしたほうがいいかもね

なんか久々に脳の
ぜんぜん使ってなかったところを使った気がしたよ
まあわたしの脳なんてぜんぜん使ってない部分がほとんどですけどね
うるせえ死ね

とりあえず目的ははっきりしてるし
こういうやり方だったら毎日仕事始める前にちゃちゃっとできるんで
しばらくやってみることにしたよ

一応、昨日と今日1時間ずつで
初段から約20年のブランクをここまで回復

なんで白鳥なんだとかきかないように
本に載ってたお手本の中で書きやすそうなのを書いただけです
まだウケ狙えるゆとりなんかねえよ 悪かったな


「サイト内に誰も見たくないお習字のコーナーなんか
こさえないでくださいね」というご忠告がありましたら
今のうちにおねがいいたします

(2003年1月7日扉ネタより)